発酵トピックス
漬物に関することわざ
漬物の話
【番茶梅干し医者いらず】
朝起きぬけに、梅干しを入れた番茶を飲むと食欲が出てきます。
食欲が出るということは、胃液の分泌が活発になっている証拠で消化も良くなります。
【漬物ほめればカカアほめる】
昔は漬物は必ず家で漬けるもので、主婦の大切な勤めのひとつであった。よって、自分の家の漬物をほめることは、自分の女房をほめるのと同じ事である。身内をほめすぎるのは、他人にとってあまり聞きのよいものではないということ。
【なにもナスビの香の物】
ごちそうはなくても、ナスの漬物でも気持ちは表せるということ。
【たくあんの重石に茶袋】
たくあんの重石は重いほど良い。茶袋のように軽いものでは、重石として役に立たない。何の役にも立たないことの例え。
【糟糠(そうこう)の妻】
若く貧乏な時代から苦労を共にしてきた妻のこと。(糟糠(そうこう)とは酒の粕・糠の事で粗末貧乏の意)
【ぬかみそ女房】
家事に追われて、糠みその臭いがしみついている様なかんじのする女房。(夫が謙遜して使う)
【漬物時は嫁逃げる】
大量につけものを漬ける農家は、つけものを漬ける季節になると目の回るほどの忙しさで、嫁は逃げ出したくなる程である。 非常に忙しい時のたとえ。
【色で惑わす浅漬けナス】
漬け桶から出したときの浅漬けなすは、鮮やかで美しい紺色をしている。その色に誘われ、思わず食欲も出ようというもの。女性の美しい容姿に誘われて好きになってしまうたとえ。