ぬか床失敗の原因と対処法~カビ~
カビが生えたとき
【原因1】
かき混ぜ回数が足りていますか?
冬場は1・2日に1回、夏場の常温管理は1日2回以上、底のぬか床が表面へくるようによくかき混ぜてください。かき混ぜが足りないと、空気を嫌う乳酸菌が活発になり、酸を多く作り出してしまいます。
【原因2】
塩分は低くなっていませんか?
野菜を漬け込んでいくと、野菜の塩分を吸収される上に野菜からたくさんの水が出ます。塩分が少なくなると乳酸菌が活発になりやすく、酸の生成が過剰に行われます。漬け込む野菜の量と床の量にもよりますが、4・5回漬けたら野菜の漬かり具合を見ながら小さじ1程度の塩を加えてください。
【原因3】
ぬか床の管理温度が高くありませんか?
ぬか床の乳酸菌の適温は20~25℃です。これより高すぎると酸が出て酸っぱくなり、ます。冷蔵庫で冷やしたり、凍らしたペットボトルや蓄冷剤をぬか床の中央に差し込んだりして、ぬか床を冷やしてあげてください。
【原因4】
水分が多くなっていませんか?
野菜を漬け込んでいくことで、野菜から水分が出ます。ぬか床が柔らかくなりすぎると過剰発酵しやすくなります。水溜りができるようならスポンジやキッチンペーパーで吸い取ったり新たにぬかを足したりして水分を調節してください。
【その他の対処法】
表意面に白いフワフワしてきたものが浮いてきたら、それは「カビ」です。カビの生えた部分を多めに取り除き、残ったぬか床をボールなどに取り出して漬けていた野菜は全部出します。 ・容器とふたをきれいに洗い、日光に当てて乾かしてからぬか床を戻す。3、4日は野菜を漬けないで、毎日底からていねいに全体をかき混ぜます。 ・床がふわっとして弾力がなくなってきたら、カビが生える前兆。漬けている野菜を取り出して、ていねいに底から全体をかき混ぜ様子を見てください。