食べ物に関する豆知識:納豆
1.納豆には血栓(血液中に出来る血の固まり)を溶かす働きがあります。
血栓は夜中から朝にかけて出来やすい。血栓を溶かす働きは、約8時間の持続力なので、朝食べるのはあまり効果は期待出来ません。
夕食に食べるのが最適です。尚、納豆菌は熱に弱いので、炊き立てのご飯には混ぜないで、少し冷ましてから、かけて食べると効果的です。納豆菌は徹底的に相手を選びます。輸入の遺伝子組み替え大豆に
菌は増殖しないのです。納豆は、優良な国産大豆を使用している事は、まず間違いありません。
2.消化が非常に良いです。
ご飯にかけて食べると、しっかり噛めませんが、それでいいんです。納豆には消化酵素が沢山入っているので、すぐに消化してくれて栄養成分の吸収が非常に良くなります。
3.タンパク質が極めて多いので、大量のアミノ酸が摂れます。
4.ビタミン・ミネラルが豊富です。
5.抗血圧上昇酵素、つまり高い血圧を下げて平常にしてくれる酵素を持っています。
骨を救う納豆
納豆が骨の病気に極めて有効に機能する事が、様々な学会報告で明らかになっています。
破骨細胞は成人以降は、ほぼ一定のスピードで働いているが、骨芽細胞は年齢に連れて働きが徐々に弱まり、少しずつ骨からカルシウムが減少していく事が、明らかになっています。このカルシウムが大きく減少し、骨がスカスカの状態になったのが骨粗しょう症です。
その結果によって起こる大腿部の骨折の発生率は、納豆の消費量が多い地域ほど骨折率が低い、つまり関東より東が低く、西が高い傾向にあるようです。
骨粗しょう症は、男性より女性に多い
これは骨を壊す働きを抑制する作用が女性ホルモンのエストロゲンにはあり、女性ホルモンが減少する事で骨にカルシウムが届けられにくくなる事と関係しています。
栄養面は勿論ですが、運動も大切
筋肉を良く動かして負担をかけないと、骨はカルシウムを蓄積する事を止めてしまうからです。
骨密度がピークに達するのは 20 歳前後と言われ、それ以降はカルシウムの減少を抑える事しか出来ないとされています。
骨粗しょう症を防ぎ、骨を丈夫にするにはカルシウムとともに、タンパク質が豊富に含まれる食品を取る事が大切です。