発酵トピックス
食べ物に関する豆知識:ウコン
雑学
しょうが科ウコン属に分類される多年草
近年、根茎に肝臓障害、胃腸障害、糖尿病、高血圧などに有効な成分が多く含まれている事が解明され、注目されています。
ウコンの仲間には、4~5月にピンクの花が咲く「春ウコン」と、8~9月に白い花が咲く「秋ウコン」と、クルクミンが殆ど含まれていないため「紫ウコン」と呼ばれている「ガジュツ」があります。
「春ウコン」は薬効成分に優れ、「秋ウコン」は、クルクミンが豊富でカレーや、たくあんの着色料の原料として使われる。「ガジュツ」は薬効が高く、やや苦味が強いのが特徴です。
二日酔いに
ウコンの主要な黄色色素のクルクミンは、肝臓の働きや、胆汁の分泌を促す作用があるので、二日酔いや肝臓病の予防になります。
健胃効果
ウコンによって胆汁の分泌が促進されると、消化酵素の分泌も活発に。胃腸の消化機能が高まり、健胃作用をもたらします。便秘や下痢にも効果的です。
高血圧の予防
胆汁の分泌を促進することで、過剰なコレステロール値を下げる働きがあります。
糖尿病の合併症を予防
クルクミンが腸から吸収されると、強力な抗酸化物質「テトラヒドクルクミン」に変化します。これが活性酸素が出来るのを防ぎ、糖尿病の合併症の予防にも優れた効果を発揮します。