米こうじってなに?
米こうじとは?
蒸したお米にこうじ菌を種付けし、繁殖・発酵させたもの。和食と深い関係があり、みそ、しょうゆ、みりんといった伝統的な醸造調味料は、いずれも米こうじの力を利用して製造されています。
また、一大ブームとなった塩こうじや、「飲む点滴」と言われる甘酒、漬物の素、水産加工品などにも使われており、米こうじは私たち日本人の食生活にはなくてはならないものといっても過言ではありません。
米こうじはなぜ体にいいの?
米こうじは日本の伝統的な発酵食品のひとつ。そして発酵食品と聞くと、「体にいい」イメージを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。事実、米こうじは「酵素の宝庫」で、その酵素の働きによってさまざまな健康・美容効果を発揮します。
米こうじの酵素の働き
- でんぷんをブドウ糖に、たんぱく質をアミノ酸に分解します。
- 分解生成されたさまざまな成分が、うま味や香りを出します。
- ビタミン、モリブデンなど、さまざまな栄養素を供給します。
米こうじが作り出す主な栄養素
- モリブテン
- ビオチン
- ビタミンB群
- 葉酸
- パントテン酸
- ナイアシン
米こうじの主な健康・美容効果
- 消化吸収の促進 米こうじに含まれる豊富な酵素が食物の栄養の消化吸収を促進。栄養素を効率よく摂取することができます。
- 腸内環境の改善 米こうじに含まれる食物繊維やオリゴ糖が腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。免疫アップ効果も。
- 疲労回復効果 麹菌の働きででんぷんから分解生成されたブドウ糖や、豊富に含まれるビタミン群が疲労回復を促します。
- 美肌効果 米こうじに含まれるビタミンB1、葉酸などのビタミンB群が血行や代謝を促進。美肌効果が期待できます。